・格好よくヒールの靴を履きこなしたいけれど、
足が痛くなるから避けてしまう。
・仕事でヒールの靴を履かないといけないけれど、
毎日足が痛くなり、仕事を辞めたい。
・気に入った靴を買ったけど、
足が痛くて履かなくなってしまった。
・格好よく履きこなしている人は痛くないの?
痛みに慣れるまで我慢して履いているの?
・値段が高い靴を買わないとダメ?
この記事を見ていただいている方は、こんな気持ちになったことがあるのではないでしょうか。
この記事はそんな方に向けて、痛くなる原因と、対処法をお伝えしたいと思います。
改めましてこんにちは、平たい靴をよく履いているので、平子(ひらこ)と名乗らせてください。
私は足が痛くなるのが嫌でヒールを避けていました。
しかし、30歳がかなり近づいてきた最近、そろそろ格好よくヒールを履けるようになりたいと感じてきました。
痛くならない方法を調べていましたが、漠然としていたり、新しく靴を購入するときのポイントだけでお金がかかりそうと感じてしまいました。
安いアイテムを実際に使ってみて、同じように悩んでいる方へオススメのポイントを発信したいと思い、この記事を書きました。
ぜひ、参考にしてください!
平子(女)20代後半、30歳間近。
10代のころからヒールの靴が苦手でしたが、職場の先輩が格好よくヒールを履く姿を見て、そろそろ自分も格好よく履きたいと感じてきました。
自分が履けるようになるためにいろいろ試しながら、ヒールの靴が苦手だからこそ、同じ気持ちの人にもわかりやすい、痛くなりにくい方法をまとめたいと思い、この記事を書いています。
ヒールで足が痛くなる3つの原因
まずはなぜヒールで足が痛くなるのか、その原因について解説します。
痛くなる原因は、主に3つ。
①足が靴の中で動いてしまう
②普段使わない筋肉を使って歩いている
③外反母趾になって痛みを感じてしまう
この3つの原因は全て【自分に合っていない靴】だから起こってしまうのです。
それぞれの原因について、詳しく説明します。
足が靴の中で動いてしまう
1つ目の原因は、足が靴の中で動いてしまうことです。
靴のサイズが合っていないと、靴の中で足が前にすべり、つま先が窮屈になることで、足に痛みを感じます。
また、かかとや足の甲の部分が大きいと、歩くたびにこすれるので、靴ずれを起こします。
足が靴の中で動かないぴったりのサイズの靴を選ぶようにしましょう。
普段使わない筋肉を使って歩いている
2つ目の原因は、普段使わない筋肉を使って歩いていることです。
靴のサイズが合っていないと、脱げないように力を入れたり、バランスを取ったりするために、普段使わない筋肉を使って歩きます。
普段使わない筋肉を使うことによって、疲れたり、足を痛めたりしてしまいます。
歩きやすい自分に合ったサイズの靴を選ぶようにしましょう。
外反母趾になって痛みを感じてしまう
3つ目の原因は、外反母趾になってしまい、靴がこすれてしまうことです。
外反母趾とは、文字通り「母趾(足の親指)」が「外反(外側に反っている)」状態のことです。
つま先の幅が狭い靴を履くと、親指のつけ根から先が圧迫されて変形し、外反母趾になってしまう可能性があります。
外反母趾になると少しずつ足が変形していき、出っ張りができてしまいます。
その出っ張りと靴がこすれて痛みとなってしまいます。
外反母趾の原因はヒールだけではありませんが、圧迫されない靴を選ぶようにしましょう。
自分に合った靴の選び方
次に、【自分に合った靴】の見つけ方を説明します。
【自分に合った靴】かどうかを調べるためのポイントは3つ。
①自分の足の形に合っているか
②かかとが抜けないか
③靴と足の甲の隙間は開きすぎていないか
この3つをチェックすれぱ、【自分に合った靴】かどうかがわかります。
つまり、手に取って履いてみないとわかりません。
大は小を兼ねるというけれど、靴は大きければいいということは決してありません。
それぞれのポイントについて、詳しく説明します。
自分の足の形に合っているか
1つ目のポイントは、自分の足の形に合っている靴の形かどうかを確認します。
人の足の形は大きく分けて3種類あります。
(1)エジプト型 (2)ギリシャ型 (3)スクエア型
足の形に合った靴の形を選ぶと、足の負担が減り足が痛くなりにくくなります。
靴の形を見極めるポイントは、ズバリ靴の裏側を見ることです。
表だけを見ていても、デザインではわからないが実は違う形の靴ということがあるので、必ず裏側を見て確認しましょう。
- エジプト型:親指が一番長く、小指にかけて短くなっていく形です。
日本人に一番多いのはこの形です。
エジプト型には、靴先のとんがりが親指側に傾いているタイプの靴が合います。
- ギリシャ型:人差し指が一番長く、途中で山ができている形です。
日本人で次に多いのはこの形です。
ギリシャ型には、靴先のとんがりがあまり傾いていないタイプの靴が合います。
表から見るとギリシャ型でも、裏からチェックするとエジプト型の靴もあるので、
裏側をチェックするようにしましょう。
- スクエア型:親指、人差し指、中指がほとんど同じ長さの形です。
日本人は5〜10%程度です。
スクエア型には、靴先のとんがりが緩やかで、つま先に余裕があるタイプの靴が合います。
スクエア型に合う形の靴は、他の足の形でも履ける靴が多いです。
靴の裏側を見て、自分の足の形に合った靴の形を選びましょう。
かかとが抜けないか
2つ目のポイントは、かかとが抜けないかを確認します。
かかとが合っていない靴は、靴擦れや歩きにくい原因となってしまいます。
パンプスを履きいてつま先立ちをしてみて、かかとが抜けないかを確認しましょう。
靴と足の甲の隙間が開いていないか
3つ目のポイントは、靴と足の甲の隙間が開きすぎていないかを確認します。
隙間がある靴の中で足が動き、靴擦れや歩きにくい原因となります。
靴と足の甲の間に指を1本入れて、隙間を確認します。
指の先が少し入るくらいの隙間の靴が理想です。
指が1本入るくらいならインソールなどで調整できますが、それ以上開いていると調整が難しいので、合っていない靴となります。
靴と足の甲の隙間が、指先がはいる程度かどうかを確認しましょう。
同じサイズの靴でもメーカーによって異なっていたり、同じメーカーでも商品によって微妙に異なるので、絶対に履いて確認した方がいいです。
持っているヒールを履く対策方法
では、今持っているヒールの靴を痛くならないように履く対処方法を説明します。
今持っている靴を履くために、簡単にできることは4つ。
①インソールを使う
②パンプス用ソックスを履く
③マッサージをする
④正しい歩き方をする
①②は【自分に合った靴】にするための対策です。③④と組み合わせると効果的です。
靴自体が自分に合っていなさすぎると対策しても痛くなってしまうため、靴と自分の足の状態をよく見て履くようにしてください。
それぞれの内容について、詳しく説明します。
インソールを使う
1つ目は、靴の中にインソール(靴の中敷き)を使うことです。
インソールを使うと、足が靴の中で動かないようにする事ができます。
痛みを感じる部位別に作られており、ドラッグストアで買えるものから、靴専門店で購入できるものまであります。
100円均一でも買えるので、最初は安いものを試しに使ってみて、その効果を実感してみてください。
インソールを使って、足が靴の中で動かないように調節しましょう。
ただし、靴が大きすぎるとインソールを使っても合わせることが難しいです。
パンプス用ソックスを履く
2つ目は、パンプス用のソックスを履くことです。
パンプス用ソックスは、程よい厚みで足が靴の中で動くのを防いでくれます。
動いてこすれてしまっても厚みがあるので、指先、足裏、かかとへの負担を軽減してくれます。
厚みや値段、デザインも様々あるので、自分に合うパンプス用ソックスを探してみましょう。
マッサージをする
3つ目は、マッサージをすることです。
足が痛いときはもちろん、痛くなる前にもマッサージをすると痛くなりにくくなります。
時間や場所に余裕があれば、足の指を1本ずつ、つけ根から指先の方へ、少しだけ力を入れて揉んでいきます。
マッサージができないときは、靴を脱いでつま先立ちをして、かかとを20回ほど上げ下げするだけでも効果的です。
少し立ち止まって、マッサージをするようにしましょう。
正しい歩き方をする
4つ目は、正しい歩き方をすることです。
姿勢よく歩くことで足の負担は軽減されます。
背筋や膝を伸ばすことを意識し、少しだけ顎を引いて歩きましょう。
かかとから着地を行い、重心がかかとにくるように歩きます。
靴が合っていないと、正しい歩き方が出来ない→足が痛くなる→更に歩き方が崩れていく、と悪循環となってしまいます。
姿勢よく、正しい歩き方を心がけしましょう。
100均のインソール比較3種類
100円均一で簡単にいろんな種類のインソールが手に入ります。
私はいつも足の指先と、足裏の指の付け根辺りが痛くなります。
どのインソールが自分の足と靴に合うか、3種類試してみました。
①クッションタイプ
②ジェルタイプ
③全体タイプ
インソールを使って行うポイントは、「足が靴の中で動かないようにする」「かかとが抜けないようにする」「足の甲の隙間が開きすぎないようにする」です。
「かかと」「甲の部分」のチェックと、私が痛くなる「指先」「足裏の指の付け根」部分に注目して試してみました。
クッションタイプ
指先に入れるだけですぐに使えるタイプです。
指先を優しく守ってくれます。
ポイント | 変化 | 感想 |
かかと | ★★★★☆ | かかとが抜けていた靴は、クッションで靴の中が狭くなるので抜けなくなった。 しかし、結構厚みがあるので、クッション分きつくなり、指先に別の負担が出る靴もあった。 |
甲の隙間 | なし | 厚みは変わらないので、変化はなし。 |
指先 | ★★★★☆ | クッションで痛くない。 |
指の付け根 | なし | クッションは当たらないので、変化はなし。 |
<特徴>指先のクッションが気持ちいい!
大きいサイズの調整にもピッタリ!
ジェルタイプ
足の前すべりを防止してくれる、やわらかいジェルタイプです。
足の指の下に入れるのではなく、足の付け根部分に張り付けて、足が前に滑るのを防止します。
ポイント | 変化 | 感想 |
かかと | ★★★☆☆ | クッションほどではないが、前すべりがしなくなった分、かかとも抜けにくくなる。 |
甲の隙間 | ★★★☆☆ | 厚みの分、足の甲が上に行くので、指が1本入っていた靴もピッタリの隙間になる。 |
指先 | ★★★☆☆ | 前すべりが防止され、痛み軽減。 |
指の付け根 | ★★★☆☆ | ジェル分厚みができ、やわらかさで痛み軽減。 |
<特徴>指先の痛みも、指の付け根の痛みも軽減できる!
サイズの調整も可能!
全体タイプ
靴の中全体に敷くタイプです。
自分の持っている靴のサイズに合わせて切って使用します。
ポイント | 変化 | 感想 |
かかと | ★★★☆☆ | かかと部分が厚くなったことにより、抜けやすくなった靴もあった。 |
甲の隙間 | ★★★★☆ | 厚みの分、甲が上に行く。ジェルタイプよりかなり上がるので、靴によっては痛みを感じてしまう。 |
指先 | ★★★☆☆ | 底が厚くなることで上下がきつくなり、靴の中で動かなくなる。 |
指の付け根 | ★★★★★ | 厚みができ、やわらかさで痛み軽減。 |
<特徴>全体的に底からアップできるので、大きめの靴の調整に◎
厚さが不要なかかと部分は切り落としたりと、自分の好きな形にできる。
持っているものでできる対策
最後に、外出時の急な痛みへの対策です。
足が痛くなったら、持っているものを使って痛い部分をカバーしましょう。
普段からインソールを持ち歩く
自分が痛くなる部位に合わせたインソールを持っていると安心です。
ハンカチやティッシュ
薄手のハンカチやティッシュを痛いところにあててカバーしましょう。
滑りやすくなるので注意が必要です。
化粧用パフ
指先やかかとにクッションの代わりに使えます。
まとめ
ヒール靴を履いて足が痛くなるのは、自分の足の形に靴が合っておらず、靴の中で足が動いてしまうからです。
実際に履いてみて、「靴の中で足が動かない」「かかとが抜けない」「足の甲に隙間がない」自分に合った靴を探しましょう。
すでに持っている靴を履く場合は、インソール等のアイテムを使って【自分に合った靴】にしましょう。
100均で手に入るアイテム1つで驚くほど変わります。
いろいろ試して自分の靴に合ったインソールを見つけて、快適なヒールライフを送りましょう。